こひつじ幼稚園

こひつじ園だより6月号

こひつじ幼稚園聖句 「光の子として歩みなさい」 エフェソの信徒への手紙5章8節

年主題    『平和』をつくる

月主題    おもしろい

 

6月も引き続き、月主題は「おもしろい」です。幼稚園という特別な場所でなくても

子どもたちの行動や言葉には「おもしろい」がたくさんありますね。日々の子育てが疲れに終わらないのは、子どもたちが「おもしろい」を運んできてくれるからなのでしょう。

幼稚園では、それぞれの子どもたちが、個性を出し合って、活動に取り組み始めた5月、先生やお友だちにも慣れてきました。

本当の意味で「おもしろい」が体験できているかを知るのは、クラスの中で「自分を出せているかどうか」を吟味することなのだと思います。それぞれの子どもが受け止めてくれる人を持つことができたか、自分の気持ちを聞いてくれる安心を得ているか、そして、伝えたくなるような生活の中身を体験しているかで「おもしろい」の豊かさが違ってくるように思います。

「自分を出せる」ということは、決して積極的な表現ばかりではありません。自分の苦手を隠さないでいられるということも、自分を出す大切な事柄です。「失敗したらどうしよう」「上手く出来なかったら…」という不安の中で、その気持ちを理解してくれる人を持つということは、毎日通ってこなければならない子どもたちにとって大切です。ありのままの自分を受け入れてもらえるという安心感はさまざまな生活体験の中で、自分の中に力を取り込んでいく素になります。

人は誰でも、自分の感じたことを頼りに物事を判断し行動します。自分の感覚を信頼できるかどうかが、自信を持って生きていく上でとても大切です。

園では「遊び」を大切にしていますが、遊びの中で、共感してくれる友だちがあることや、話したくなる、伝えたい中身があることは、自分の感覚に対する信頼を育てることになるでしょう。文字が読めたり書けたりする以前に、絵になるような生活を作り、自由に表現できる言葉の土壌をつくることが大切です。

教え込むのではなく、比べるのでもなく、子ども自身が主体的に知る時を楽しむ…そこにこそ「おもしろい」という言葉がふさわしいと思います。ゆっくり育つことを保証してゆく、そんなゆとりが豊かな「おもしろい」を創ると信じています。

園長 富田なおみ