こひつじ幼稚園

こひつじ園だより 2月号

こひつじ幼稚園聖句

「光の子として歩みなさい」

エフェソの信徒への手紙5章8節

年主題    あふれる愛
月主題    気づきあう
今月の聖句  『あなたがたは、もっと大きな賜物を受けるよう熱心に努め
なさい。』    コリントの信徒への手紙Ⅰ 12章31節

今年度も残りわずかとなりました。これまでを思い浮かべて振り返ったり、わずかとなった日々をどのように過ごそうかと考えたりする時ですね。今月の聖句12章31節は、12章の最後の部分にあたります。ですからこれまでを思い浮かべての繋がりを語ろうか、それとも31節を13章の愛の記事の前口上として語ろうか迷うところです。

12章28節には様々な賜物が並べられています。使徒(伝道)の賜物、預言の賜物、教師の賜物、奇跡の賜物、癒しの賜物、援助の賜物、管理の賜物、異言の賜物。もう少し身近な事柄に置き換えてみると、よくわらう、ちからもち、うたがすき、よくたべる、やさしい(『かみさまからのおくりもの』こぐま社より)

けれど、これらの「賜物」はどれもある特定の人にだけ与えられるものであって、決して誰にでも与えられるものではありません。ですから「みんな が・・・だろうか」とパウロは繰り返しています。

さまざまな賜物を持った子どもたち、保育者、保護者を思い浮かべて、みんなと過ごした日々を思い出したら、やはり13章、年主題でもある愛を語りたくなりました。28節に書かれている賜物に対して、パウロは「もっと大きな賜物を受けるよう熱心に努めなさい」と呼びかけています。なぜなら、愛は神さまが私たちにくださる最大の賜物、無敵の賜物だからです。そして愛という賜物は求めさえすれば誰にでも与えられるのです。愛があるとは言えない私ですが、皆が愛を祈り求める幼稚園と、愛ではなくてルールや理屈や倫理や力で園を動かそうとする幼稚園と、どちらが元気になれるかと問われたら、やはり愛を求め、願いたいと思います。

そして、だからやっぱり、こひつじ幼稚園には愛がある。最大無敵の大きな賜物に守られているのだと思うのです。

園長 富田なおみ

こひつじ園だより 1月号

こひつじ幼稚園聖句

 「光の子として歩みなさい」

エフェソの信徒への手紙5章8節

年主題    あふれる愛
月主題    気づきあう
今月の聖句  『見よ、兄弟が共に座っている。なんという恵み、なんという喜び。』
詩篇133編1節

新しい年となりました。新年も神さまの祝福がみなさまの上に豊かにありますように。
さて、年明けに子どもたちが暗唱するのは詩篇133編「都上りの歌」です。バビロン補囚によって離散した民が、再びエルサレム神殿に参詣出来る喜びを歌った連歌です。
「兄弟たちが一つになって座っている」光景や思いを新たに神殿へ参拝する姿は、日本のお正月風景をも連想させます。
近年、日本では子どもたちは結婚をすると独立してそれぞれ父母の家を離れることが一般的になっていますが、旧約聖書の時代も通常はそうであったようです。時々は、親の世話をしながら暮らす若者たちもいたようですが、それも現代の日本と同様ですね。家族団欒を「共に座る」と表して「なんという恵み、なんという喜び」と歌っています。
年に一度位、お正月に実家に帰り、兄弟姉妹が顔を揃えるということがあるかもしれません。大人になれば、家族ばかりに限らないでしょう、本当に親しい友人は皆「兄弟」も同然、それ以上かもしれません。打ち解けた仲間たちと心ゆくまで過ごす時間は、宝のようにも感じられます。人生のこの上ない価値をこの詩編は歌い上げているのです。
ところが、人の座る(住む)この世界は、そんな美しい光景を簡単に打ち壊してしまいます。
帰国が許された人々は神殿の再建に取り掛かりますが、現実には利害が交錯し、一つ思いになれませんでした。人々は「主がいてくださらなければ何も出来ない」と、嘆き歌います。
私たちが共同体を形成していく時、そこには理想と現実のギャップがあります、争いもおきます。些細な事が人々を仲違いさせるのです。それは神さまが喜ばれることではないと知っていても、人は、正しさを主張することばかりで、自身が赦されていることを忘れるのです。私たちが共に座る場は感謝する場なのだということをこの詩と共に覚えていたいですね。

「人を裁くな。あなたがたも裁かれないようにするためである。あなたがたは、自分の裁く裁きで裁かれ、自分
の量る秤で量り与えられる。」マタイ7:1-5

冬休み明け、子どもたちはきっとお友達と席を並べて座ることを、心から喜ぶことでしょう。そして素直に神さまに「なんという恵」と感謝することでしょう。その気持ちが時には期待のあまりぶつかる事も起きるでしょう。それでも毎日新たな思いで、友達と出会い、友がいてくれることを喜んで、新しい発見や遊びを生むことでしょう。そんな光景を目にしながら『見よ、兄弟が共に座ている。なんという恵み、なんという喜び。』と言う聖句を味わいたいと思います。

園長 富田なおみ