こひつじ幼稚園

こひつじ園だより3月号

こひつじ園だより3月号    2016年2月29日発行

 

こひつじ幼稚園聖句 「光の子として歩みなさい」

エフェソの信徒への手紙5章8節

年主題    『平和』をつくる

月主題   おおきくなった

 

めだかぐみの子どもたちと過ごした2月が終わりました。うさぎさんのエプロンをしてホールに向かう私に、ある子どもは、「あれ、なんか違う、かわいい」(ほめられているのはエプロンですが、なんだか、照れくさい)「先生、なんか手伝おうか」(そう言いながら、ホールでの遊びが気になる子)「研修の先生と思ったら、なんだ、なおみ先生か」「え〜、うっそ〜!なんかおかしい」(見ちゃいけないものを見てしまったような空気)どの反応も、私にとっては楽しい反応です。そして、めだかぐみに来て、歌を歌ってくれたり、お祈りをしてくれたり、おやつを配ったりと、それぞれの学年に見合ったお手伝いをしてくれました。ほんとうに「おおきくなったな」と思わせてくれた子どもたちでした。

先週、みなさまがよくご存知の「ぐりとぐら」の作家、中川李枝子さんのお話を聞く機会がありました。17年間世田谷の保育園で保育士として働かれたころの体験が作品の原点、とおっしゃって、たくさんのエピソードをお話くださいました。『子どもはみんな問題児』という昨年出版された書籍に、子育てには「抱いて」「降ろして」「ほっといて」と、子どもの発達にあわせた三段階があると書かれています。「抱いて」は幼稚園に来ている年頃まで、お母さんにとっては、一番幸せを共有できる時期、子どもが成長して「降ろして」といったら、降ろさなければなりません、さらに「ほっといて」といったら、見て見ぬふりをして手出し、口出しできなくなる、後で後悔しないために、「抱いて」の時期に、子どもに伝えたいことは全てつたえましょうと薦めています。

おおきくなることは、子どもにとっても、親にとっても嬉しいことですね。瀬田小学校の坂本校長の講演で、「ロボットと人間の違いについて」の問いがあり、私は、人間は「おおきくなる」ことが喜ばしい、機械は「ちいさくなる」ことが喜ばしいと思い浮かべていました。でも、それ以前に、相手がロボットだったらと想像してみてください「抱く」こともしたいことにはならないし、「お膝に乗せて」語らうなんていうこともありません。やっぱり、我が子は、幸せを分けてくれているのだと思いませんか。お膝に乗せて、何を語りましょう、おおきくなった喜び、大切ないのちのこと、平和、たくさん、たくさんありますね。

園長 富田なおみ