こひつじ幼稚園

こひつじ園だより12月号

月主題 喜び

 2学期は、たくさんの方が幼稚園を訪れてくださいました。園に足を運んでくださった方々から「子どもたちが活き活きと楽しそうですね」と言われると、何だか嬉しく誇らしい気持ちになります。それは、子どもたちが安心して、自分を生きていると確認できるからです。

 今年度は学年を超え、クラス交流する中で園生活を楽しんでいますが
おかいものごっこの日、素敵に出来上がったドレスを見て「何でこんなに綺麗なのができるの!ろばさんってすごいね」と言うりす組の子どもに「作ってあげるよ」と、ろば組のAちゃんが手伝おうとしました。するとろば組のBちゃんが「手伝うんじゃなくて、自分で作れるように教えてあげようよ」と言って、作り方を教えながら一緒に楽しんだそうです。関わりの中で、子どもたちがお互いの存在を認め合い、尊重している姿を見る時、温かな気持ちになります。そして、その成長を見守りながら、自分の喜びとしている大人は、同じように子どもの姿を認めて、尊重しながらそうした出来事を作り上げたのだろうと感じます。

 クリスマスが近づいて、子どもたちはきっとプレゼントを心待ちにしていることでしょう。喜ぶ子どもの姿を想像するとき、私たちも喜ばしい気持ちになりますね、品物はわかりやすい贈り物ですが、お金では買えないものの中にも子どもの喜びがあることをページェントに見出していただけたら…それ以上の喜びはありません。

                   園長 富田なおみ

こひつじ園だより11月号

月主題 共感

毎朝子どもたちは、いろいろな心もちで登園してきます。そして、お支度より先にその気持ちを表現しようとします。その時に生じるのが「たい」の心と「べき」の心の葛藤です。「ああしたい」「こうしたい」という欲求の世界と「挨拶すべき」「お支度すべき」という結果を出すことが優先される世界。保育者やお母さんはついつい「べき」の世界の人になってしまいます。でも、「べき」の世界からは共感は生まれないでしょう。だからと言って、子どもの欲求を叶えることで共感が得られる訳でもありません。

そこで私は「べき」の心をちょっとお休みさせて、子どもと同じように「たい」の世界から話してみようと思います。私は今、あなたに「こうしてほしい」「こうあってほしい」と願っていることを伝えてみます。「そうだね」なんて子どもに共感してもらえたら大感激です。(そう上手くはいかないものですが…)

人はみんな固有の考え方を持っていますが、多くの親は、子どもが自分と違う感じ方をするのを嫌う傾向にあるのだそうです。
 
子どもは自分の感覚を確かめながら育っていきます、まずは子どもの感じていることに共感できるよう努めましょう。人は誰でも自分の感じたことを頼りにものごとを判断し、行動してゆかなければなりません。自分の感覚を信頼できるということが、自信を持って生きていく上ではとても大切なことです。親や、保育者に気に入られる感じ方を自分の感じ方にしてしまうことのないように「共感」で心を動かすことができたらと願っています。

                   園長 富田なおみ

こひつじ園だより10月号

月主題 試行錯誤

2学期が始まり、脱皮した子どもたちは活きいきと園生活を取り戻していきました。そして子どもたちの傍らには、「こひつじまつり」のために知恵を絞り、汗を流すお母さま方の姿がありました。今年は雨の中のおまつりとなり、主題を先取りしたかのような「試行錯誤」の1日でしたが、子どもたちは、お母さまがたが準備してくださったおまつりを満喫していましたね。

時を同じくして、子どもたちは、運動会に向けての話し合いを始めました。

りす組は、4月から親しんでいるエビカニックスのダンスやクラスの仲間に加わったザリガニたちを題材に準備を進めています。はと組は子どもたちの気に入った曲を選び楽しんでいます。ろば組は1泊保育の準備の頃から、話し合うことが上手になって出来上がりも期待できますが、そのプロセスが実に見事で、子どもたちの意欲を感じさせてくれます。どのクラスも、1つの目的に向かって試行錯誤している様子は、秋の深まりと共に、美しさ、味わいを増しています。どうぞ、わが子の試行錯誤が、成功だけでなく失敗にも、多くの実りがあることを感じてください。お母さまの言葉かけは、良い肥料になることでしょう。

                   園長 富田なおみ