こひつじ幼稚園

こひつじ園だより2月号

月主題 信頼

 

穏やかな冬の始まりでしたが、さすがに2月は寒いですね。そんな中、子どもたちは自分で作った凧を持って駆け回り、鬼ごっこを楽しんだりと、元気に過ごしています。「子どもは風の子」とはよくいったものだと感じています。それでも社会の中にあっては、近年外に出たがらない子どもも増えているそうです。

子どもの自由になる時間は、習い事や、電子メディアで細分化され、遊び時間の量的な減少と同時に遊べる空間も減少しています。自然体験ができるような空き地がなくなり、ケガを避けるため、既存の遊具の撤去が進められています。室内で遊ぶことの多くなった子どもは遊び仲間を作ることが難しくなってしまいます。『子ども問題事典』において、90年代半ばからは、見つけてもらえない不安から「かくれんぼ」できない子どもが出現し、知らない子が指にとまったら嫌だからと、遊びはじめの「この指とまれ」ができない子どもが増えているのだそうです。

こひつじ幼稚園の子どもたちは「遊んでばかり」と言われていますが、なんと光栄なことでしょう。子どもたちは、日々、異質で多様な仲間と出会い、関わる中で身体ばかりでなく、心も豊かに成長しています。信頼とは、そうした関わりの中でしか得ることができません。

間もなく開催される「さくひん展」では、一人ひとりの成長を感じる素敵な作品ばかりでなく、3学年がそれぞれに作りたい作品に集まってグループを作り、知恵を出し合い、受け入れ、話し合いを重ねて作られた作品です。それは簡単なことではありません。お母様は、お父様と一緒に夕食を作ってみてください。たった二人でも意見が違うことがたくさんあるのではないでしょうか?それでも美味しいものが出来上がれば、いただくのは楽しいことですね、子どもたちの作品も見栄えを比べることなく、是非味わって楽しんでください。

そしてこんなに美味しい「さくひん展」は、保育者たちの子どもたちへの信頼あってこそであることを知っていただけたら嬉しいです。

 

園長 富田なおみ